日時 令和元年11月9日(土)
演題 「お菓子と果物の血糖への影響」
~間食の上手なつきあい方
講師 内藤内科の管理栄養士2名
講演内容
持続血糖モニターの測定結果からわかったこと
- 血糖コントロールを乱しやすいのはお菓子や果物、甘い飲み物。
- お菓子は加工してあるため、血糖が上がりやすいものが多い。
- 夕食前、夕食後に食べるとその後の血糖値に影響を与える。
- ナッツ類は血糖の上がり方がゆっくりではあるが、食べ過ぎてしまうとなかなか下がらない。
- コントロールのよくない人は、コントロールの良い人より間食の影響が大きい。
当院の患者さんの主食量と間食調査から
- 主食の量
- 適量以上…4名、適量より少ない…277名
- 間食する人 93%
- 間食する頻度
- 毎日…122名、週5日…22名、週3日…62名、週2日…54名
- 間食のきっかけ
- 無意識…109名、ストレス解消…67名、空腹感…60名、つきあい…24名
- 無意識に食べている人ほどBMIが高い傾向にある。
糖質の種類
- 単糖類、二糖類、多糖類がある。
- ブドウ糖や果糖などの単糖類を含んだ食品の方がご飯などのでんぷんのものより血糖が上がりやすい。
間食と上手に付き合う方法
- 果糖ブドウ糖液を含む飲み物(ジュース、スポーツ飲料、栄養ドリンク、甘い酢、甘酒)をやめる。
- ご飯をしっかり食べて、空腹感を減らす。
- お菓子はカロリーを守る。(80~100kcalぐらい)
- ナッツ類は、油であるので量を守る。(10粒)
- 夕食後はやめる。
果物とのつきあい方
- ジュースは飲まない。(100%でも)
- カロリーを守る。(80kcal分)
- ドライフルーツ(干し柿、レーズン等)も果物
- 夕食後はやめる。