日時 平成27年5月16日(土)
演題 「めまいと睡眠」

講師 中山 明峰先生
    (名古屋市立大学 
     耳鼻咽喉科准教授
     睡眠医療センター部長)

講演内容

頭位めまい症
寝返りをうった時、朝ふとんから起きた時、寝ようとした時に、天井がぐるぐると回るタイプのめまい。
ここでパニックをおこさないで、目を閉じないでどのくらいまわるのかみてほしい。
他の原因でめまいをおこしているといけないので、自分の名前を声に出して言ったり、手足が自分の思った通りに動かをみてみる。そうしていると、だんだん弱くなって回らなくなる。

平衡感覚は、速度に合わせてだんだん体になじませていく。速度をおぼえるために体からセンサーを出している。
センサーは、目玉の動き、視野、足の動き、脊髄などから出ている。平衡神経がどこかおかしいと目がゆれたりする。
日頃から、ラジオ体操・水泳など頭を下げる運動をしてよく動いたほうがよい。

健康づくりのための睡眠指針2014  ~睡眠12箇条~

1. よい睡眠で、からだもこころも健康に。
2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3. よい睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6. よい睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動でよい睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。


                   厚生労働省より           

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